Journal

19.MAY 2015

また紙のはなしでアレですが、昨日は茅場町の平和紙業に行って見本帳を頂いてきました。
ちょっとしたギャラリーも併設されているので、待ち時間も楽しいです。

見本帳を取りに行ったのは、この紙を確認したかったため。

"ウーペ"というシリーズで何種類か出てるのですが、
片方の面がベルベットのように起毛してるのです。
つい撫でたくなる。これ紙なの?って思ってしまうほど。
厚紙なので(405kgもある)強度もかなりあります。変な紙として最高です。
これを使って活版をやる予定なので、また後日アップします!

せっかく茅場町に来たので、ついでに森岡書店に寄ろうと思うも、
地図を一度見たところで電池が切れてしまい、なんとなくで歩く。
歩いてる時に、小さい工房の奥に活字(活版の)がびっしり詰まった棚があるのが見え、
近づいて覗き見をしていたら、うしろでタバコを吸っていた方が声をかけてくれ、中に入れてくれました。
その方は工房のご主人で、有名な「活版工房」という活版印刷屋さんでした。
今は数軒しかない、活字を組んでくれる貴重な印刷屋さんです。

壁に飾ってあったポスターがあまりにも格好良くて聞いたら、
詩人のかねこひとみさんという方が、ご自身で活字を組んで印刷されたカードを引き伸ばしたものだということで、
なんともうれしいことに一枚いただいてしまいました。

これが全部活字で組まれているのです…
(版も見せてもらいました。まじで電池が切れていた自分を呪いたい)
すごいなすごいな。こういうのいつか作ってみたいです。

いろんな話が聞けて楽しくて気がついたら一時間以上話し込んでおり、
これ以上邪魔すると悪いので森岡さんの場所を聞いて(目の前だった…)後にしました。
ワークショップも定期的に開催されてたり、精力的に活動されていて
とても80過ぎとは思えないご主人でした。また遊びに行きたい。