Journal

10.JUNE 2014

"結婚証明書を活版印刷で作りたい"というご相談をいただき、
こんな時こそMy印刷機の出番だ!!
一枚だけでももちろんOKなので、作らせていただきました。他アイテムとのセットです。

デザインデータから硬質の樹脂版を作り、製版してインクを盛ります。
作るのは一枚でも、インクと版と紙がいい感じに馴染むまで、試し刷りを繰り返します。

今回は証明書ということで、あとから筆記することも考慮し、風合いのある薄いコットン紙を選びました。
薄い紙なので、あまり凹みは出さず、でもじんわりとした雰囲気は残して刷りました。

刷り上がりを台紙にセットしたところ。
これを更に、お客様が用意した見開きのホルダーに入れてご使用いただきました。

アップで見ると、罫線の太さが少しぽこぽことしているのが分かります。
コットン紙のざらっとした表面とインクが圧で絡まって、風合いのある仕上がりになりました。

活版やりたい、だけど少部数だから無理かな…と思っている方にも、おすすめしたい方法です。
こんな風に、一枚でも作れます。
印刷機が小さいのであまり大きなものは無理ですが、A4小くらいまでは対応できます。

たった一枚の紙が、主役とともに密かに活躍したことを考えると、 印刷やっててよかったなと思います。